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チョコレートのお話
約200本のカカオの木が村松小農園にあります。
木の幹に直接なるこのカラフルで不思議な物体は“カカオポッド”と呼ばれ、とても分厚い皮の中には40〜60個ほどのカカオの果実が詰まっています。
今まで農園内には一種類ではなく数種類の木があると 思っていたのですがそれは間違いで、 ”お父さん似” と ”お母さん似”...程度の違いのようでした。
コーヒーの木と比べると遺伝的な違いがかなりあらわれており、 少し丸っこい実をつける木があれば、そのとなりの木ではシワシワの細長いポッドがなっていたりします。
カカオはもちろん誰もが知っているチョコレートの原材料ですが、 あの美味しいチョコレートを作るまでにはたくさんの工程と特別な機械が必要です。
収穫したカカオポッドは Machete マシェッテ(南米のナタ)を使い 一つ一つポッドを割っていきます。
大きな容器を使い、 発酵の過程を経てできた生豆を低温で焙煎し、それを荒く砕いてカカオニブを作ります。
これを専用の機械で長い時間を掛けてすり 潰し、なめらかなペースト状にしたものをテンパリングしたものを固めるとチョコレートになります。
前農園オーナーも持て余していたこのカカオの木は、コーヒー農園のいわば "おまけ" のように思っていたのですが、数年に渡る試行錯誤の末についに自分達でチョコレートを作ることができるようになりました。
農園にお越しの際はぜひコーヒーと一緒にお試しください(^^)
村松小農園
むらまつゆきお
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